2011年11月15日火曜日

平湯・高山2

11月10日、とんまなことに8時30分発の高山行きのバスに乗りそこない、1時間遅れのバスで出発。10時28分高山駅そばのバスセンターに着く予定。同じ濃飛バスが運行する観光バスは10時30分にバスセンターを出発。平湯を出るとき電話を入れておいたがどうなる事やら。高山の賑やかな所には入った時には、もうすぐ28分、おしいがもう駄目と諦めた。ところがセンターについて外へ出ようとしたら、外で我々の苗字を呼んでいる。待っていてくれたのだ。お金とチケットを交換、前に停車するバスに飛び乗った。乗客の皆さんに済みませんと一礼。
目指すは五箇山の菅沼郷(富山県南砺市)と白川郷(岐阜県大野郡白川村)の合掌造りの家々。世界遺産とのこと。

上の写真の左は菅沼郷、右は白川郷の展望。菅沼郷はこじんまりしてるが、観光地という感じが白川郷より薄く、生活感が伝わってくる。菅沼郷は富山県に属し、江戸時代はここを支配した加賀藩は庄川に橋を架けずに隔絶の流刑地とし、また火薬の原料となる煙硝の密造地にしたとのこと。それに比べると白川郷は江戸時代は幕府の天領であった。その分だろうか、後者には家格が高いと感じられる家が幾つかあった。右の写真は菅沼で見た、茅葺用の材料を家に巻き付けて干しているのであろうか?屋根のふき替えはなかなか大変なものらしい。後の写真に見るように大小の柱を縛り付けたり大変なことだと想像出来た。

幾つかの家で、一部を公開していた。1階は居住区域で、2階に使用人がいたり、作業場であり、蚕を飼ったりする場所であった。下の写真の右側はあるお宅の2階の一部。作業場の様子が見えるように展示してあった。手前のすのこのようになってる所は、多くの場合、真下に囲炉裏があって、上に暖気が上がってくるようになっていた。


合掌造りの、柱が合わさる、まさに合掌の形をする部分を内側から見ると、これを造り上げるための労力のすごさが分かろうというもの。




高山に戻って、宿に到着。ホテルの最上階にある温泉風呂、隣に露天もある。今日も少ない入浴客とゆっくりくつろいで、サテ夕食。パンフレットを見ると、飛騨牛料理オンパレード。ちょっと高いし、前日に食べてるし、と思って見ていたら、一軒だけお魚を食べさせる店。富山は直ぐそば、美味しいお魚を出すと書いてある。迷わず直行。お酒もお魚もとても美味しかった。バスの中のガイドさんの紹介で気になってた漬物ステーキというのがメニューにある。ガイドさんは古くなった漬物を炒めて(バターを使うと風味が出て良いという)、卵でとじるといっていた。是非トライしたいと頼んだ。特別美味しいものとは思はないが、あっさりとしていて、何かの折にサット食べねばならん時などいいなーと思った。帰宅後も、買って来た赤カブ(これを入れると良いと店主が言っていた)と白菜の漬物でやってみた。浸かり過ぎの漬物をそのまま食うよりは、たまのことだろうから、おすすめ。

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