2009年2月26日木曜日

地域の小学校での理科特別授業(2)

25日も24日に出来なかった一クラスに対して、朝の3時限分(約150分)を利用してモーター作りを実施しました。大体の様子は前日と同じ、途中動き回る子もいましたが、一回も休まず、大方は集中してモーター作りに励みました。最後の段階で、一旦回ったけど廻らなくなっちゃったというのも含めて、非完了が5件ありましたが、彼らが自分たちの教室に戻った後で調べたら、電池ボックス内での電池の接触不良2件、ブラシの線が切れていたり、ブラシの接触不良2件で、一応すべて回りました。コメントをつけて、渡してもらうようにしました。回転子のエナメル線の巻き方の注意をしておいたのに、左右アンバランスで、廻り方が良くないのも有りましたねー。
今日は理科の補助員の方も見えていましたが、何も分からないけどと云いながら、子供たちの相手をしておられました。上の写真の奥の右で立っている方です。奥の左で立っているのが前日の写真にも映っていた仲間のSさんです。

理科担当の先生は2日間他のクラスを担当する時を除いてずーっと、また各クラスの担任の先生が夫々のクラスに、初日の一部には校長先生、教頭先生もおいでになり、2日目は教頭先生がずっと参加してくださいました。下の写真右に立っておられるのがこの組の担任の先生、右端背中を向けてるのが、仲間のTOさん。

どの授業でも、最後に仲間のNKさんが作ってくれたスライドショウ、アニメーションを使ってモーターが回るわけを説明しましたが、ちゃんと分かってくれたようで、あとでいただいた感想文に反映されていました。二つの磁石の極を反転させてからモーターを廻すと、前とは逆の方向に回るわけも、この説明で分かったと書いている子もいました。嬉しいですねー。

理科離れと云うけれど、本当は理科離しではないでしょうか?先生方は子供たちにだけ向いていられないほど忙しい。教材作りを試みる時間がナカナカ持てない。売っている教材は高すぎてなかなか手が出ない。
多分市販されている、モーター作りのキットがあったとしても、ベルの例から予想して、1000円或いは1000円を超えるかも知れません。今回一人分200円強で収まりました。

しかし、材料準備には今後に多くの改善すべき点が出てきました。特に回転子の強度についてです。
又、整流子はプラスティックのパイプに巻いたマスキングテープの上に真鍮板を貼り付けたのですが、経済性を考えちゃって、アロンアルファでなく、金属接着用の非速乾性の接着剤(スティック様)を用いたのです。やっぱりアロンアルファでやるか、ほかの方法を考えるべきだったなーと思います。
((後記;半田付けを如何にサッとやれるかと云う事にも関わります。熱で接着剤が劣化してしまうのですね。取り付けた真鍮板の局面の滑らかさ、特に端っこのところの滑らかさが回転速度に大きく影響します。))

エナメル線の適切な長さ、適切な太さに関しても研究が必要です。今回は細すぎたのか切れる例がありました。

電池ボックスもひと工夫を要します。

今回は短い時間内に、多くの児童を対象にしました。彼らに達成感を持たせ、そして好奇心を揺さぶることが出来たように思います。

時間をかけて、キットからは、ほど遠い状態から作っていくような、まさに寺小屋のような状態にしたいものですが、この状態まで行くにはまだまだ時間がかかりそうです。粘り強くやっていきたいと思います。

最後に仲間でもあり、この学校で先生をされているNMさんから、”予定外の2日間にわたって、熱心に対応して頂き、本当に有り難うございました。関係した職員は口々に、「こんな体験をさせてもらえるこの子たちは、幸せだ!」と申しておりました。準備の段階から関わって頂いた多くの皆様にもこの場を借りてお礼を申し上げます。”とメッセージをいただきました。冥利に尽きます。沢山の仲間の方々と喜びを共有したいと思います。

学校の先生方は忙しすぎます。シニアを活用して協力して、教育を盛り上げましょう。

最後に、校長先生の御挨拶をいただいて、われら4人元気に帰宅をいたしました。考えてみたら、一緒に指導に当たった「子供たちと理科で遊ぼう」のメンバー3人は、私より2,3歳上の方ばかり、皆、私より元気で意気軒昂としています。利用価値大ありですよ~。

2009年2月24日火曜日

地域の小学校での理科特別授業

1月31日、2月12日の当ブログでふれましたように、本日市内の小学校で、2極モーターを作る授業をしました。

6年生の1クラスあたり2時限分で3クラスの予定でしたが、時間が足りず、本日は3時限連続の授業を2クラスで、明日残りの1クラスに対して3時限の授業をします。

途中に入れたトイレ休憩も含め155分、全く集中が切れることなく、最後にモーターが回る理由の説明も集中して聴いていました。さめたような顔をする子がいるのではないかと心配しましたが、みんな一生懸命でした。
理科離れと云うけれど、実は機会がなかなか得られないだけで、彼らはこう云う実験への希求心が強いんだという、以前に持った観測は確かなものと思いました。

実際の授業進行は特に最初のクラスが大変でした、途中でホッチキスの玉を使って準備した回転子が壊れたり、整流子が外れたり、エナメル線が切れてしまったり、といったことが続出。その修理をしたり、やり直しの対応に追われました。このクラスは昼食時には皆で感想文を寄せてくれました。そのコピーをもらってきました。「身近なものを利用して何かものを作ることを考えたい」と云う一文が目に飛び込んだときは、やってよかったと思いました。ここが狙いの一つでもあるのですから。
トラブルがかなりあったのに、皆が喜んでくれているようでした。いずれ整理してまとめて置きたいと思います。

2番目のクラスでは、エナメル線を巻く際の回転子の取り扱い方に関する我々の注意の仕方に、前の授業の経験が生きて、トラブルは随分減りました。

二つのクラスともに、授業の中ではモーターが回るところまでに至らず、後になってやっと何とか廻った子が3,4人いましたが、最終的にはその日のうちに、全員のモーターが廻りました。

かなり強い磁石を使ったためか、勢いよくモーターが廻り、子供たちには強い印象となって残ったようです。
こちらが何も言わないうちに、「両端につけた磁石をひっくり返すと、モーターが逆に回転した」と、目を丸くして報告してきた子もいました(一旦とめて、固定子に付けた磁石の方向を両方ともひっくり返して廻すと回転方向が逆になった意味で、電池の+-の極をひっくり返してもそうなりますネ)。

友達の磁石を借りて磁石を重ねて、強力にしたら、あらら廻らくなっちゃた子もいたとのこと。磁石の磁力が強すぎて回転子が拘束されちゃうのですね(「超特急」なんて声が聞こえたのはそれをしようとしてたのでしょうか)。二つの整流子の間隔にも寄りますが、電池をつないで、手でちょっとまわそうとしても、磁石が強くって戻っちゃたのでしょう。とにかく探究心旺盛でうれしいことです。

固定子の片側だけに磁石をつけて廻っちゃっうと云う実験もした子がいたようです(磁石が強力なので勢いで回ってしまうのですね)

勿論、手放しで喜んでばかりはいられません。材料の準備に関する反省事項も有ります。完璧で何事もなくスイスイ行ってしまう物ではいけないですが、どんなものが教材として適切かと云う事を考えながら、改善して行きたいと思います。

TOさんが撮影してくれた最初の授業の様子の写真を添付します。

2009年2月22日日曜日

ホトトギスが芽を出しました


去年の秋にご近所から、「強いからまた芽を出しますよ」と云う言葉とともにいただいてきたホトトギスの鉢植え、芽を出しました。春の理!!!そして秋が楽しみ!!!

金曜日にアジサイ大で終了式。連れ合い殿に追い立てられるようにして出席し、アジサイのことあまり良く知らないんだけど”あじさい学士”の称号をもらいました。
記念講演が面白く一生懸命聞いている間に、我がデジカメ君が忽然と消えたようで、終了1分後に気がついたが、後のマツリ。調べ廻って、警察署にもとどけたが・・・。悄然としています。

だもんで、この写真は連れ合い殿に帰属するカメラで撮りました。

2009年2月16日月曜日

相模原でザボンが

今日で、モーターのブラッシ部分に線をつけるのも終えて、教材すっかり準備完了しました。文書資料の準備だけになりました。サポセンからの帰りに道保川公園に寄ってみました。不思議なもんで、体が重い感じが抜けるのですね。

何やらでっかいカメラの砲列が一つの梅の木に照準を合わせてます。メジロやウグイスが来るとか。こんなにカメラが並んでちゃ、アライヤダと来なくなっちゃうのじゃないかな~と思いました。チュッチュッと近くの木で鳴いてる鳥がいて、皆さん注目してる風でしたが、私が見てた10分の間には出てきませんでした。気は長~くもたないとだめなのでしょうね~。

帰宅したら、大きな柑橘類が2つ鎮座しています。聞くと、近くのお宅に沢山なってたので、庭に居られた奥さんに聞いたのだそうです。「これ文旦ですか?」と聞こうと心で思って思わずスベッテ「これザボンですか?」そしたら「そうです」と返事が返ってきたとのこと。

種をまいて17年目に実がなるようになった、とのこと。大概の方はグレープフルーツ?って聞くのだそうで、かみさんいたく気に入られたのか、今日もぎたての2個をもらって帰ってきたのでした。「酸っぱいですよ。」といわれたとか。夕食後早速1っ個を試してみた。凄く分厚い皮は別に処理して食すことにして、実を食べたが、子供の頃に食べた、極当たり前の酸っぱさ。美味しい。今の柑橘類は少々甘みが強いですよね~。スベッテコロンで1等賞でした。それにしても九州の産物と思ってたザボンが相模原でも育つのですね~。

2009年2月14日土曜日

まちなか冒険遊びとお囃子演奏

今日は午前中おもちゃの病院が富士見子どもセンターであり、2組の来場がありました。私も1台直しました。
午後、笛作りのお仲間のMさんに誘われて、「まちなか冒険遊び」という催しを淵野辺公園に見に行ってきました。若いお父さん、お母さん方が、子供たちにいろいろの遊びが楽しめる場を作っておられ、ドッジボール、ケンダマ、釘でナイフ作り、木の間にロープを張って滑りおりたり、いろいろ準備されていました。小さな怪我は、大きな怪我を防ぐと云った類のことが書いてあって、いいな~と思いました。

Mさんに教わったケーナのデータにもとずいて作ったケーナと自作の八本調子横笛を持って行ったのですが、見せていたら、すぐそばで急に私の作った横笛で、お囃子を吹く若いお母さんがいるではありませんか。早速お願いして撮影させてもらいました。音階は”よく合ってますよ”って誉めてもらいました。
お仲間のWさんもこられました。映ってるのですが、分かるかな。



2009年2月12日木曜日

小学校でモーター作り;その準備(動作テストまで)

ある小学校から、理科の特別授業のオファーを「子供たちと理科で遊ぼう」が受けました。電磁石の単元のさ中であるとのことでしたので、モーターを取り上げることにしました。仲間のTOさん、NKさん、Sさん、Yさん、Wさん、NMさんたちと一緒にモーターの部品やスライド作りをしています。90人分はなかなか大変でした。昔はキットがあって授業で組んだ記憶があるのですが、今はそんなキットも売っておらず、子供たちにとってはモーターはブラックボックスのような状況ではないかと思われます。

基本的には以前にアップした2極モーターを下敷きに(回転子にはホッチキスの玉を使う)して作成しました。

理想は子供たちが自分で考えて、材料集めからすることではありますが、90分の中におさめて、多くの子たちが面白いと感じる程度の結果が出る必要があります。そんなことを考えて、議論の末、以下のような準備をすることにしました。

1)回転子のエナメル線は生徒が巻く。
2)モーターの基盤(木製)は準備するが、固定子、ブラシは生徒が基盤に穴を開けて取り付ける。
3)回転子、整流子は回転軸と一体化したものを我々が準備する。
4)固定子(ブリキ製)に磁石をあらかじめ取り付けず生徒が取り付ける(チャンと考えないでつけると、モーターが動いてくれない。)
いくつかの点で、引っ掛かり、考え込むことが重要と考えました。

回転子、整流子は回転軸と一体化したもの、固定子、ブラシ、基盤の作成状況と、試作品の動作テストを
アップします。

ほぼ午前中でサポセンでの仕事は終え、書類書きをして、気分的に笛が吹きたくなり、中津川フィールドへ行って練習をしてきました。途中でWさんにお会いして、ちょっと遺跡の現在の状況も見せていただいて、帰ってきました。梅がきれいに咲いてました。いよいよ春ですね。

そういえば、このモーターを作る子たちは6年生。小学校を巣立つのですね。そんな時もあったけ。


2009年2月7日土曜日

サポセン

相模原市民活動サポートセンターなんですね。今週は火曜日から5日間今日までサポセンのフリースペースに詰めて、特別授業の準備を「子供たちと理科で遊ぼう」の仲間の協力を得て進めてきました。ここのフリースペースは仕事のしやすい良い環境です。3クラス(1クラス生徒30人)に夫々90分でモーターを動かす授業の準備です。出来あがった感激を是非、持ち帰ってほしいと思い、90人分+予備10組を作ります。もう少しで、回転子+整流子が出来上がります。あとはブラシと固定子(ステーター)の穴あけ作業です。

午後はサポセンの方に誘われて、市民会館で開かれた「地域を拓く学生ボランティア」と云う会合に出席しました。法政大、青山学院大、相模女子大の学生たちが、自分たちの活動の内容の説明をしてくれました。プリゼンテーションの仕方はまだまだ工夫の余地がありましたが、一生懸命な気持ちは伝わりました。その後で、ボランティア―活動への動機と活動から得たものに関して、各人が話してくれました。各人各様でしたが、その自主性には貴重なものを感じました。

今週は出ずっぱりで、少し根を詰めたのでしょうか、今夜は少し身体の重さを感じます。あまり飲めないお酒を飲んで寝ることにします。明日はこの作業はお休みです。