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今回の旅の締めくくりの主題の前に、日本とスペインの浅からぬ関係を如実に語る写真をまず。
柿をKAKISとして売っていました。勿論語源は日本語の柿そのもの。コンペートウ、屏風も共通するらしいですが。
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さて、スペインならばどうしても紹介しなければならないのはバルセロナに建設中の聖家族(イエスキリストの家族)に捧げる贖罪教会、サグラダ・ファミリアの状況でしょう。
1882年に着工し、翌年、ガウディが設計をやり直して1926年に亡くなるまで設計建設をすすめました。
スペイン戦争で多くの資料が消失したにもかかわらず、その苦難を乗り越えて、その意思が継承されて建設が進められています。
日本人の外尾悦郎氏が現在、彫刻部門の指導的立場であられるのはご存知の方も多いと思います。
左はキリストの生誕を語る東側の「生誕の門」の上部で、外尾さんが彫刻に多くの寄与をされています。
西の「受難の門」は東に比べると現代彫刻でイエスの受難があらわされています。
詳しい説明はネットに出ていますのでやめておきます。
東西の門、中や外の工事の様子、上の方から見た工事現場と、街の景色などをスライドにまとめました。とくとご覧ください。すごいことを考えるものだな~と云うのが感想です。
この壮大な建物の完成はあと10数年とか、いやいや2256年前後までかかるという説があるそうですが、はてさて、すごいものです。
全くの素人の目ですが、私は10数年と云うのはどう見ても無理で、2256年前後と云わないまでもオーダーとしては100年はかかりそうな気がします。