2008年11月26日水曜日

レオナール・フジタ展(上野の森美術館)


昨日は、江戸東京博物館に里帰りした浮世絵を見に行くつもりだったのですが、実は休館日。急遽行く先を変えて、上野へ。これも主に里帰りしたレオナール・フジタ(藤田嗣治)展を見てきました。没後40年とのことですが、こんなにたくさんの作品がまとまって展示されるのは初めてではないでしょうか。写真を撮ってこれなかったので、ネット上の見出しと会場でもらったプログラムの一部を載せました。
展示は4章に分かれ、第1章 スタイルの確立、第2章 群像表現への挑戦、第3章 ラ・メゾン=アトリエ・フジタ、第4章 シャペル・フジタ からなり、日本画の技法を取り込んで確立し、絶賛を浴びたという乳白色の裸婦画、群像の絵もさることながら、晩年カソリック教に改宗して描いた宗教画、礼拝堂のために描いたフレスコ画の習作やステンドグラスなど心に残る作品が多かったです。
概要はhttp://leonardfoujita.jp/にお任せしましよう。

陸軍軍医総監の二男に生まれたが、父の許しを得て画家となった。反骨、熱血の人と云う印象。第2次大戦終了後フランスに帰化した。

このような展覧会が開かれるチャンスはなかなかないと思います。お勧めです。

2008年11月24日月曜日

大きな篠竹の収穫&日本竹ファンクラブ参加

昨日は中津川フィールドで開催された日本竹ファンクラブの催しに参加してきました。真竹林の間伐とBBQ。普段の運動不足がたたって、今朝も筋肉痛が残っています。でも、晩秋らしい雰囲気のなか、すがすがしいひと時を過ごしました。
右は真竹林ですが、一生懸命に切ったつもりですが、ベテランとの差はいかんともしがたく、どれだけ効果があったかな~です。
BBQのメニューはサンマ、鮎の網焼き、岩魚、イモの串焼き、焼き鶏、ハンバーグ、そして炊き込みごはん、焼きソバ、トン汁、漬物、さらに柿のデザートまであって、とても食べ切れませんでした。いただいたものはどれも、とても美味しかったです。
切った真竹を使って、食器を作りそこにもって食べます。箸も、斧で切ったり削いだりして作るのですが、初めてのこと、大変面白い体験でした。野趣に富んでいて、いや実に楽しい一日でした。
中津川フィールドでWさんと大きな篠竹を見つけました。簡易版の尺八にも使えそうです。11月の篠竹を、大きなのプラス横笛用も少々収穫してきました。しばらく干します。

2008年11月21日金曜日

万笛博覧会2007 神戸で開催されたの今頃知りました

世界の笛が集い奏であう音楽イベント、「万笛博覧会2007 神戸」なんてのがあったのですね。去年の秋ですが、公式ホームページ(クリックして見て下さい)もあって、連動コンサート「タテヨコナナメ笛三昧」なんてのもYouTubeに乗っていました。尺八関係で
尺八講師 安田知博氏の演奏(この前をクリックできます)

尺八講師 安田 知博氏と中国笛講師 楊 雪元氏の、中国と日本のコラボレーション(この前をクリックできます)
を引用しておきます。面白いです。いろんな楽しみ方があるのですね~。

話題を変えて、ネプチューンさんとかthefluteakerなど外国の人がかなり尺八に興味を持っていると知りましたが、今日は David Zasloff 氏(この前をクリックできます)の演奏を引用してみます。これも聴いても見ても興味深いです。

2008年11月18日火曜日

紅葉

日曜日に高尾山に紅葉を見に行きましたが、紅葉はもう少し後の方がよさそう、人の多さにはびっくり。外国人が多いように感じました。それでも所々きれいに色づいていました。ケーブルカー1時間待ちで、帰ってきたときは日はとっぷり暮れていました。
本日は、我が連れ合いどの、何か集中してすることがあるらしく気がたっている様子。私はうろちょろしない方が良いようなので、午後から外へ。ちょっと作ってみた、唄用の八本調子の横笛を試そうとて道保川公園へ。その後、横山公園を歩いてきました。両公園とも紅葉がとてもきれいです。写真を撮ったのは3時頃から4時過ぎの間。紅葉は夕陽に映えますね。








2008年11月16日日曜日

サグラダ・ファミリア(聖家族教会)

今回の旅の締めくくりの主題の前に、日本とスペインの浅からぬ関係を如実に語る写真をまず。
柿をKAKISとして売っていました。勿論語源は日本語の柿そのもの。コンペートウ、屏風も共通するらしいですが。

さて、スペインならばどうしても紹介しなければならないのはバルセロナに建設中の聖家族(イエスキリストの家族)に捧げる贖罪教会、サグラダ・ファミリアの状況でしょう。

1882年に着工し、翌年、ガウディが設計をやり直して1926年に亡くなるまで設計建設をすすめました。
スペイン戦争で多くの資料が消失したにもかかわらず、その苦難を乗り越えて、その意思が継承されて建設が進められています。
日本人の外尾悦郎氏が現在、彫刻部門の指導的立場であられるのはご存知の方も多いと思います。

左はキリストの生誕を語る東側の「生誕の門」の上部で、外尾さんが彫刻に多くの寄与をされています。
西の「受難の門」は東に比べると現代彫刻でイエスの受難があらわされています。


詳しい説明はネットに出ていますのでやめておきます。
東西の門、中や外の工事の様子、上の方から見た工事現場と、街の景色などをスライドにまとめました。とくとご覧ください。すごいことを考えるものだな~と云うのが感想です。

この壮大な建物の完成はあと10数年とか、いやいや2256年前後までかかるという説があるそうですが、はてさて、すごいものです。

全くの素人の目ですが、私は10数年と云うのはどう見ても無理で、2256年前後と云わないまでもオーダーとしては100年はかかりそうな気がします。










2008年11月15日土曜日

グラナダ

4日目、5日目をまとめて
セビリヤでフラメンコを楽しんだ翌朝は町の中を見て、カテドラルへ

1)ホテルの中庭でスペイン独特の風景;糸杉とオリーブ
2)カテドラルの眺め
セビリヤを出て
3)海辺の町ミハスによって、ぶらぶら丘の上から地中海を眺める
一路グラナダへ。グラナダ泊。
4ー9)アルハンブラ宮殿とヘネリーフェ庭園をみる。インドで見た
ムガール朝のタージマハールなどのイスラム建築も巨大でかつ繊細な
とても美しい建物群と思ったが、味わいがちょっと違う美しい建物群
であった。
バレンシアへ向けて移動、
10)途中の街道沿いの丘の上にあるホテル&レストランで昼食。
11)イカの墨煮。肉厚のイカがとても柔らかくて、少し塩辛かったが
丸々の部類。美味しかった。
12)バレンシアのホテルではシーフードパエリヤとのフレコミだったが
大量生産のためか、食前酒のサングリアつきだったが、今一。
それでバルセロナで再挑戦となったわけでした。









2008年11月13日木曜日

バルセロナ 辻音楽士 & パエリヤ

スペイン旅行の最終日:バルセロナのカタルーニャ広場付近をぶらぶら。
あまり買い物はせず、娘一家にこまごました物プラス孫の服、家内の財布がひどいことになってきてたので記念にちょっと張り込んで、私は前出のFlabiol。

ピカソ美術館でピカソの若い時からキュービズムへと変化するあたりの作品を見て、またカタルーニャ広場に戻ってきたら、辻音楽士達がなにか不思議な楽器で音楽を。太く長くそしてぐにゃっと曲った管楽器と鍋みたいな楽器で演奏。CDを買う人たちがかなりいた。(サイレンがうるさく聞こえているが、一辻先で旗を持った集団が集まって、盛んにサイレンを鳴らせていた)

その後広場近くのレストランでちょっと早い夕食。それでも午後7時をまわっていたが、通常、彼らは8時頃に夕食を摂るらしい。パエリヤを取ったが、バーで飲んでたおっさんが今頃何を食ってるのと云わんばかりに近くまで覗きに来た。
スープもパエリヤもコクがあって辛口の白ワインとともに大変おいしかった。

帰りは中央駅の上にホテルがあるので、そこまで地下鉄(1枚で2人分の切符)。地下鉄は比較的きれい。改札は日本同様読み取り式。




これとは別に、スペイン風オムレツを2回試みる機会があったが、私が紹介したJuan(ホアン)氏のレシピよりもう少し淡白に作ってあった。きっとじゃがいもは油で揚げてないのだろう。
私はホアン氏の方がコクがあって好き。

2008年11月11日火曜日

FLABIOL

バルセロナのカタル―ニャ広場近くランブラス通りにある楽器店でカタロニア地方特有の笛を購入しました。Flabiolと呼ばれているようです。木をくりぬいて作っています。短いので高い音しか出ないでしょうが、どうやって吹くのと聞いたら片手で吹くと云います(この店は英語が通じました)。あとでネットで調べたら、片手で笛、もう一方の手で体に取り付けた太鼓をたたくようです。(クリックすると写真が大きくなります。写真のエンジェルは笛を吹き、小太鼓をたたいてます)
表が5穴、裏が3穴、これを片手で吹きこなすのは至難の技のように思いましたが、面白いのでつい散財しちゃいました。菅頭部分に吹き口があって、音をだすのは容易ですが、音階を手繰る指技は大変そうです。楽器店のオヤジさんに吹いてみてと云ってもうんと言わなかったのは、彼もこなせてないからでしょう。
カタロニア語、カタランで書かれた説明書(上の写真)も買いましたが、カタランは私には当然ながら何も語ってはくれません。運指の図と音符の対応を見ながらちょっとだけ吹いてみました。片手で安定させるのからして容易ではなく、これをこなすには時間がかかりそうです。楽しみは増えましたが・・・。


2008年11月9日日曜日

スペイン旅行_3

トレド ― コルドバ ― セビリヤ まずスライドで
1~2:トレドを出発してまず、ドンキホーテに因んで、ラ・マンチャ地方の風車と古城がある丘を訪問
3:途中寄ったお店でコーヒーを飲んで一服
4:昼食を摂った村の名前を忘れちゃいましたが、ちょうどナポレオンとの戦いがあった記念日とかで、旧式の銃や大砲の空砲を放つ式典に出くわした。

コルドバはローマ人の時代からの歴史を持つ古都の一つ。
5-10:メスキータを内覧。イスラム教の寺院として建設され(8世紀)、後にカトリック教徒により(13世紀)礼拝堂が設けられたり、カテドラルが横に新設された、イスラム式とキリスト教式が同居する珍しい建築。イスラム式のアーチの柱や、その奥に礼拝堂があったりする。そして、イスラムのドームやキリスト教式のステンドグラスが混在。
11:町を歩くと古くからの建築をそのまま生かし、パティオを持つ住宅、お店が見られる。夏涼しく、冬暖かく過ごせるらしい。石の文化の世界とわが木の文化の違いを再度実感。
12:国際イスラム教大学がある。
13:グアダルキビール川を隔てて見るメスキータ。壮大な建築物を見たという感じ。(現地ガイドのイザベラさん、少し歳を召していたが、日本語独学でべらべらの美人)

セルビアに夜着
14-15:フラメンコディナーショウ、踊りも楽しめた。











食べることと見ることに気を取られて、ムービーは肝心の座長の女性の踊りが映ってなかったり(彼女の踊りはなかなか素晴らしかった、フィナーレのところで、真中で赤い服を着て手をたたいてる)、副座長格の女性が歌いそして踊ったのですが(踊り手が歌うというのは珍しいと添乗員氏(頼りになりました))、踊りの部分がほとんど映ってないです。横向きに撮っていたり、むちゃくちゃですが、出しちゃう事にします。雰囲気だけでもです。


2008年11月8日土曜日

スペイン旅行_2

マドリードに着いた翌日、休む間もなく朝からプラド美術館、国立ソフィア王妃芸術センターを訪問。
プラド美術館では王室が持つ絵画を公開しており、世界3大美術館の一つとか。ベラスケス、ゴヤ、エル・グレコらのスペインの画家を中心に絞って見るのがやっと。国立ソフィア王妃芸術センターで見たピカソのゲルニカとそれにかかわる習作が何といっても見応えがありました。
バスから町を見て、トレドへ移動。
スペインは、古くはローマ時代、そのあとゴート族の支配、更にアフリカから侵入したイスラム文化、そしてハプスブルク文化と興亡を繰り返したことによる、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の文化の混合の反映が印象深い。
トレドの町は3方をホタ川に囲まれた丘の上に出来た天然の要害を利した古都として、今も大切に保存され世界文化遺産となっている(何とかタワーなんて、どこかの国の古都にある異物みたいなものはありません)。丘の上から下に降りて来て川を渡り、バスでホテルへと移動したが、前日からの疲れは大きかった。











川を隔てて外から見た街が、夕日に染まっている姿が印象的でした。

2008年11月4日火曜日

スペイン旅行_1

前回のスペイン風オムレツとは全く関係ないのですが、だんだん行けなくなりそうだという判断から、国外の旅行に出ました。スペイン、ツアー参加です。31日昼に成田発、マドリードに当日の現地時間で夜遅く到着しました。KLMの利用ですが、成田を発って、まっすぐ北上、新千歳空港の上空を通過、増毛近くで日本海に出て、ロシアへ。シベリアの北部、北極海をかすめながら、バレンツ海を渡って、スカンジナビア半島を縦断して、アムステルダム・スキポール空港に一旦降り、そこから別のKLM便に乗り換えて、マドリードへ着きました。これはきつかったですね。ぼちぼちこんなきついことはしにくくなるのでしょうね。でも私より10歳年上の方が娘さん付添ですが、かくしゃくとして頑張っています。
今日は第一日目のスライドです。
(1)成田発、A300と思います。
(2)KLMの機内食もずいぶん質素になりました。でもお魚料理でしたが、決して味は落ちてない。左上はデザートですが、これも上品な甘さで。見た目より味に力が入っていました。
(3)座席が主翼の上で、景色はあまり見えませんでしたが、これは斜め前方、スカンジナビアの山なのか、雲の山脈なのか?
(4)主翼は反り返って、巨体を持ちこたえてくれています。
(5)アムステルダム着陸直前。水郷ぶりを旋回中に楽しめました。
(6)着陸すると、当然翼の反りは解消
(7)アムステルダムで、EUへの入国審査。空港にはすしバーがありました。
(8)アムステルダムからマドリードまではボーイング737.B737は日本では飛んでましたっけ?外国ではまだまだ見かけます。アムステルダムからマドリードで出たサンドイッチも悪くなかったです。
(9)マドリード空港;荷物が出てくるのを待つ間、日本語での歓迎を見ました。










マドリードから古都トレド、南部セビリア、グラナダ、地中海側バレンシア、バルセロナといった旅程で、今ちょうど中ほど。日本での気象予測はほとんど雨で、げんなりしてたのですが、雨はほとんどなしで、天候はまあまあと云ったところ。総勢26名のツアーはちょっと多いですが、今のところ順調に旅しています。