今日のNHK日曜美術館(9:00-10:00)は舟越保武を取り上げていた。途中からだったが、端正で美しい、(特に女性像)造形美に感激して見ていた。晩年、脳梗塞を病み、そして克服されたが右手の自由を失われた。番組の終わりの方では、それでもなお且つ粘土像に取り組み、(そのころの活動の様子は、随分前にTVに放映されたことを思い出す)作品から作ったブロンズ像が紹介された。両手が自由であった時の作品とは随分と違う。
左手だけで作った、ゴルゴダという作品は十字架に架けられたイエス・キリストがテーマの首像であるが、私には、込められたものの中に”苦悩”という印象が残った。その数年後に作られたというゴルゴダIIという作品が出てきたとき、ゴルゴダに対して持った印象は吹っ飛び、言い表しようのない感動に揺り動かされた。じーっと見てるうちに画面の像がにじんできてしまった。
NHK日曜美術館のwebページの最後の所にその像は出ています(クリック可です)。多分、来週の日曜日の夜8時から再放送があるだろう。もう一度見たいし、是非本物を見たいと思った。
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