2008年10月30日木曜日

スペイン風オムレツ レシピ

男の料理教室で、私が出来るまともなのは唯一で、それは家族や友人からも褒められたと云ったのですが、それがスペイン風オムレツでした。机の周りを整理してたら、レシピが出てきましたので、自分の備忘録を兼ねて載せることにしました。友人(スペイン系スイス人)から伝授されたものです。

3-4人分の材料は以下の通りです。

ジャガイモ  1Kg
タマネギ   2-2.5個
卵       6個
塩、胡椒   少々

1)全てのじゃがいもの皮をむいて、ジャガイモとタマネギをサイコロの大きさに切る。
2)それらに塩をして混ぜる。
3)普通の大きさのフライパンに油を加える。底から半分ぐらい。これを熱し、それからフライパンが一杯になるまでジャガイモとタマネギで満たし、焦げ目が付くまで(ジャガイモに竹グシがすっと軽く通るぐらい)揚げる。
4)卵6個をボールの中に割って落し混ぜる。
5)油で揚げたジャガイモとタマネギを取りだし、油を切って卵が入っているボールに入れる。
6)しばらく置いてから、塩、胡椒を加えて味付け(お好み)、混ぜる。
  (ベーコンを切って残りの油で揚げて具として混ぜてもよい)
7)再びフライパンに油をひき、弱火であっため、ボールの中の具をフライパンに入れて焼く。ひっくり返して、裏からも焼く。レアーからウェルダンまで、焼き具合はお好みに合わせて。

キッシュみたいな感じの出来上がり。切り分けて食べて下さい。

多分6)がキーかも。これなら男性でも簡単に出来るでしょう。私も3,4回作ったことがありますが、外れたことはありません。お勧めですよ~。

2008年10月29日水曜日

相模のもののふたち (永井路子著)

久しぶりに郷土史。表題は永井路子さんが書かれた著書(有隣新書)で、だいぶ前に読んだのだが大変面白かった記憶がある。

通常は源頼朝の反平氏旗揚げをもって日本の中世の始まりとするのだが、永井さんは頼朝のと云うより、頼朝を担いだ関東武士団のクーデターと捉え、その時中心となって活躍したのは三浦一族とする。巻頭の章に三浦氏を選んだ所以はここにあるようだ。この一族、豪雨のための川の氾濫が災いして、頼朝の旗揚げに間に合わなかった。彼らが間に合ったならば、頼朝の軍勢は2倍に膨れ上がっていたであろう。

頼朝は大庭勢に敗れ、一旦、安房に渡海する。三浦一族は畠山重忠率いる軍勢に三浦半島のに端に追い詰められる。三浦一族の当主は三浦大介義明90歳。郎党を集め、ここは名より命を惜しめ、そして必ず頼朝を探しだし、一緒に武家の世を拓けとさとし、郎党はやはり安房へ落ちる。義明は足手まといとならぬため、立て篭もった衣笠城に残り、命を捨てるのである。「剛毅と冷静な判断力」を持つ三浦義明の描写がとても好きだ。永井さんは「鎌倉時代の幕開けを飾るにふさわしい人物」と云い切っている。その”冷静さ”が嫡男(実は次男、長男が若くして死んだため)義澄、その子義村に受け継がれ、”剛毅さ”が、若くして死んだ長男義宗の子、和田義盛に受け継がれたと書いておられる。

頼朝一派と三浦一族は安房で合流し、坂東の武士団を纏めながら、鎌倉へ入る。

私はこのブログに、平安時代末から鎌倉期初めに、八王子から北相にかけて活躍し和田氏とともに滅んだ横山党に関連して何度か書いたが、その同盟者の和田氏についても少し調べ、書いてみたいと思う。その始まりとしてこの本を紹介するのがいいのではないかと触れてみた次第。

この本は2章に和田氏、3章に土肥、土屋、岡崎氏、4章に曽我兄弟、5章に大庭氏、6章に波多野氏、7章に梶原氏など、8章に渋谷氏など、を取り挙げている。

東鑑に関する深い知識の上にたって、現地を探訪してかかれた歴史評論とも云うべき書物。史跡の見方など、示唆に富んだ、お勧めの一冊である。

2008年10月23日木曜日

一休み;ベランダの花

ちょっと一休みして、お花の話題。秋の花の内でホトトギスが好きな花の一つなのですが、近くのお宅のお庭にとてもたくさん咲いてます。お庭の傍を通ったので、写真を撮らせてもらおうとすると、奥さんが出ておられて、了解を取って、撮影。好きな花なのだと言ったら、「今年はあんまりきれいに咲いてないけど、よかったら一株位あげますよ。あとで取に来て」と云われた。翌日散歩に出た際に傍を通ったらやはり庭におられて、一鉢を用意してくださっていた。有難く頂戴して早速家に持ち帰った。
お庭に咲いたホトトギスと、いただいてきた一鉢、ついでにブーゲンビリヤ、夏には葉っぱが少なかったのに、今頃になって沢山葉が茂ってるアボカードをスライドにしました。










確かにホトトギスの咲き方がチリチリの感じですが、ホトトギスは強いので、花が終わったら、短く切って、来年を楽しみにすることにします。

2008年10月22日水曜日

篠竹の切り分け

笛の材料作りの次のステップとして、ベランダで干していた篠竹を切り分けました。午前中一杯かかりました。

左の写真のように、切る場所にはマスキングテープを巻きます。切り離すときにささくれだって端っこが不細工にならないようにするためです。
気を付けましたが、端っこがささくれだってしまったのが数本あります。

左の写真は細すぎて無理かなと思うのを別にした、切り分けられた竹で、43本出来ました。
左の7本は短めで、高音の古笛、竜笛に適します。
中ほどの28本は標準の中音用です。最初に笛を作るのには、この長さの笛を細工するのが適して居ると思います。
右の8本は勿論、中音用にも使えますが、低音の笛に使えます。中に1尺3寸、1尺4寸の尺八様の5孔の笛を作ることも可能です。細いのは縦笛には適さないと思いますが。

15本を子供たちの笛作り用に確保して、あとは、お仲間の希望者があれば、その方たちの笛作りに提供したり、自分の研究用に使おうと思います。

写真をクリックすると大きくなります。

2008年10月21日火曜日

手作り3極モーター

17日にアップした2極モーターの回転子を3極にする試みをしました。ホッチキスの玉4x6=24個を使いました。



3極にすると、電池をつないだ後、手で始動しなくてもモーターは動き出します。

Tさん案を採用して、このモーターを逆利用して、水力と風力の発電を試してみましょう。その前に、長い釘にコイルを二つ巻いて一方に電流を流して、磁石状態にして2次線の電流測定というのも考えたいですね~。何にも云わないで、測定をうながします。1次線のスイッチを入れたり切ったりした、その瞬間だけ2次線に電流が流れると云うのに気がつくかどうか。ファラデーが見逃さなかったことなのですが・・・。

2008年10月20日月曜日

小学中低学年の子供たちとの理科・工作の遊び(1)

先週金曜日夕方から、お仲間のTOサンの参加を得て、私と同じマンションに住む子供たち(小学校中低学年)8人と集会室を使って「子供たちと理科で遊ぼう」を開始しました。6-7月に高学年の子たちとやったシリーズの続きのような位置づけです。

紙で遊ぶのが当日のテーマで、デパートの包装紙や広告の紙を使って遊びました。構成は4年生2人、3年生4人、1年生2人でしたので4年生1人、3年生2人、1年生1人からなる2つのグループに分けて、小さい子はお兄さんお姉さんと遊ぶようにしました。

先ず、分子構造モデルから作った正八面体を見せながら紙でも作れるよと、例を示しました。驚いたことに一人の男の子がすでに作ったことあり、でした。楽しみですね~。
少し対称操作じみたことをして遊びましたが、1年生にはちょっと無理でしたね~。

次に、紙鉄砲。小さいのや、大きいのも作って破れるまで鳴らしていました。やはり男の子の方が面白がっていました。
「何であんなに乾いたパンと云う音が出るのだろう?」と聞いてみました。
かなりいい線まで言う子が複数いて、嬉しいことでした。すごく頭が動いている子もいます。私からの質問はずっと先への宿題としました。

次に2種類の折り鶴を渡して、「どちらでもいいから作ってごらん」と言ったら、みんな作ったことがないのをやると言い出したのも嬉しかったことでした。「それはあげるから、好きにしていいよ。おじさんは折り方を教えないよ」と言ったら、困ったような顔をしてましたが、誰かがほぐしてみようと云いだして、分解して、新たな紙で組み立てようとし始めました。

2個の折り鶴のちょうど中間のような、新たな変種を作った子もいました。次から次と質問がくるし、手を差し伸べる必要の子もいましたが、TOサンと手分けして、あっという間に1時間が過ぎたような感じでした。何をやるかはかなり自由にしたので、夫々が楽しんだようです。

ほぼ1時間で少し集中力が落ち始めました。私が持って行った化学モデルでコマを作って遊んでた子もいましたが、ちょうど集会室利用の終了時間がせまり、終わりにしました。ちゃんと後かたずけをして。

何もしない一枚の紙をそっと押すように放しても、ふらふらひらひらと落ちていくだけだけど、折り紙飛行機は飛んでいく。どうしてだろう、と問題提起して、来週は紙飛行機競技をしようということにしました。

TOサン、ありがとうございました。

2008年10月17日金曜日

手作り2極モーター

「子供たちと理科・工作で遊ぼう」と云う企画の教材準備は少しずつ進んでいますが、今日はモーター作りの材料として実際に動かせそうかどうかのテスト結果を報告します。
回転子には大きめホッチキスの玉を4個x4=16個使い、ホームセンターで購入したエナメル線や真鍮板、アルミ板の一部を使って組み立てました。残るは回転子に掛ける外からの磁場で、かなり強力でないといけないと結論。お仲間のSさんからいただいた小型の非常に強力な磁石(アルニコ磁石?)を使いました。Sさん効き目大です。Thanks a lotです。冷蔵庫などにメモを留めて置くのに使う丸い大きめの磁石では役に立ちませんでした。










回転軸の軸受けの穴が大きすぎて、少し余計な音がしますが何とか廻っています。



3極モーター化は至極簡単です。

これを使って軸に羽車をつけて風を送り、紙飛行機の風洞実験なんかできないでしょうかね~。

2008年10月15日水曜日

上溝 安楽寺(鎌倉時代の板碑)

久しぶりに郷土史です。あじさい大学の歴史科で上溝に鎌倉時代の板碑があると、いただいた資料にあり、これはと思って原先生にお尋ねした。

それは左に示す、正応5年(1292)銘の板碑で、市内で確認されているものでは最古であるとのこと。市指定有形文化財(歴史資料)だそうです。主尊は折れて欠落しており、正応五年八月六日と刻まれていて、矢部義兼の追善供養に作られたという上矢部の板碑より古いことになる。

この板碑、もとは上溝本郷にあったものを昭和の初めに安楽寺に移したと云われている。本郷は現在の上溝駅の南、姥川と上段への段丘に挟まれた地域に当たる。

正応五年と云うと正応年間最後の年で、正応年間には北条の被官から御家人になった横溝五郎太夫が上溝の丸山(今の上溝中学から野球場あたり)に城を築いてこの地を治めた(相模原の史跡:座間美都治)とあり、本郷は久保が谷戸と呼ばれた谷戸と重なり、半農の武士たちの家がいくつもあったであろうと想像されます。この板碑はそんな人々の誰かの追善供養碑なのでしょう。(この板碑そのものは非公開とのことです)

以下は安楽寺の現在です。本堂は昭和58年に再建された由、こじんまりとした、静かなたたずまいのお寺です。真言宗のお寺で、空海の像が建っていました。











住所は神奈川県相模原市上溝592。 番田駅から鳩川を隔てて東方に位置しています。

2008年10月14日火曜日

干した篠竹

中津川フィールドから篠竹を沢山いただいてきて、9月3日にアップしましたが、ほぼ1ヶ月半の間ベランダで干して、左の写真のようにかなりいい色になりました。あと10日ぐらいしたら切り分けて室内で寝かすことになります。
特別太く節間が長い篠竹で尺四をこしらえてアップしましたが、横笛、縦笛ともに調整し、だいぶ音が出やすくなりました。横の方が楽です。縦はなかなか・・・。
それらに使った竹に比べると、少し細めですが、尺四の横笛が2つ作れそうです。

笛を作ってみたい人はそんなに沢山はいないと思いますが、普通の横笛用も含めて数人分は提供できます。あとは子供たち向け。

写真の左の方のひょろっとした鉢植え植物はアボカード(アボカド)です。9月になって葉が多くなりました。


昨日中津川フィールドから烏瓜をもらってきました。秋ですね~。

そういえば、フェルメール展が開かれてるのでしたっけ。12月14日まで上野の東京都美術館で

2008年10月5日日曜日

おもちゃの病院(橋本台リサイクルスクエア)

午前10時からお昼までの間、橋本台リサイクルスクエアでおもちゃの病院が開催された。市の広報に載るからであろうか、新米の私を別にすると5人のお医者さん達は休む暇もなく対応に追われた。
私も子供が乗って遊ぶ自動車の車輪の軸受けが破損している患者に対応をした。軸受けが破損してしまっているので、プラスティックを打ち込んで軸と軸受けをなんとかとまるようにする、いわば外科的荒治療をするしか手がなかった。本格的には治ったわけでなく何時までもつかな~と云った感じ。でもお子さんずれの御両親喜んで帰って行った。
もう一つは時間がかかるので入院してもらい、持ち帰ってきた。子犬の足の骨折を直すことだったが、さらに調べると断線してないのに、モーターが回ってないので、機械的なところに問題がありそう。さて悪戦苦闘しそうだな。

尺四=古代の尺八

太い篠竹で、尺四(1尺4寸の笛)をErik the Flute Maker氏に倣って作りました。Erikが7世紀の日本の尺八のコピーだと云ってたのですが、長さが1尺8寸より短いので、ネットで調べたら。古代中国の1尺は今の8.01寸とか。すると尺四は古代の尺八。正倉院に残る尺八も1尺4寸とのこと。それなら現有の竹が間に合います。古代の尺八は6孔だそうですが、http://www.shaku8.com/makeshaku8/index.htmlに倣って5孔のものを作りました。以下の、スライドの最初の3枚は縦笛式のもので、節をくりぬいて管尻にしてあります。4枚目は横笛式と並べました。5枚目が横笛式の写真です。










吹くのは決して簡単ではありませんが、私が横笛に慣れたこともありますが、MJさんが予測してたように横笛の方が楽です。縦は歌口の形も難しいらしく、うまくできてない上に、吹き方も原理的には横笛と同じはずですがひどく難しいです。でも先日購入したプラスティック尺八よりは容易な感じです。ひどいもんですが、勇気を出して、アップします。

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