2015年8月8日土曜日

閑話休題;下の名前

日本語は変化する。ついていくのが大変だ!
へーと思ったのは、「下の名前」。私の名前は一つの漢字で表す。ひらがなだと3文字。名前の下の方という意味なら「し」だけどなー。そんなこと聞いて何になる。どうも名前を指して下の名前と言ってるらしい。でもそんな長ったらしいバカみたいなこと言わなくても良いように、ちゃんと「苗字」と「名前」と区別して、これらでもって氏名を構成してるのに、何で”下の”とか”上の”とかいう必要があるの?である。でもまだいいか!”お名前様”という表現よりは許せる気がする・・・かな?

でも、もっと気になるのが、副詞が消滅するのではないかという危惧! 「凄い、綺麗な景色」。文法的には間違ってない。「凄い」も「綺麗な」も共に形容詞だから「景色」を修飾してると考えりゃいい。 でも中味を考えると変だ。綺麗な景色は分る、でも凄い景色ってどんな景色?わっからなーい。
もっとすごいのが、「凄い疲れた」。これ聞いて私は疲れた。文章が終わってない。だって形容詞の「凄い」が修飾する筈の名詞がなーい。疲れたらしいことは分るから「ああ、疲れたの、ご苦労さん」ぐらいの返事では満足できないぐらい疲れていたらしい。多分、「凄く疲れた」と云いたかったのだろう。前者なら綺麗をもっと強く言いたかったのだろう。「凄く綺麗な景色」と。まあ「凄く」より、「とても」を使ってほしい気がするけど。
どういう人たちがこう云う変な日本語を流行らせているのだろう。やたらに、「取りあえず」を連発する連中が目立った時があったが、いつの間にか消えたように見える。「・・・・的には」と云う表現も一時期に比べると下火になっている。それらと同じような現象であるといいけどね。

2 件のコメント :

Yoshi さんのコメント...

私が気になる言葉使いは、「ら」抜きです。
来られる→来れる、食べられる→食べれる 等。
それから、「何気なく」を「何気に」という人が多いのが
ひっかかります。
「全然いい」「全然大丈夫」は、もう普通になっていて・・・??。

時々、アナウンサーの言葉にも??となる時があって驚きます。
傑作があったのですが、思い出せません。

私も、自信があるわけではありませんが、
気になってしまう言葉使いってよくありますね。

権兵衛 さんのコメント...

なるほど、なるほど、仰る通りで、私も気になってます。