2012年9月23日日曜日
スロベニア・クロアチアの旅_1
旅も今日は最終日。一昨日は今回の旅の南端、モンテネグロ国のコトルで半日過ごし、この日の夜と前の晩はコトルの少し北のクロアチア国のドゥブロブニクに泊りました。ここまではずーとアドリア海に沿って風光明媚な地域でした。(左はコトルからドゥブロブニクに戻る車窓からの眺め。ボケてますが、クリックすると大きくなります。)
旅の前の2/3の部分は、見ている限り、内戦の爪痕をはっきり見ることはできませんでしたが、天候に恵まれて、壮大な鍾乳洞、美しいアドリア海と、橙色の屋根の並ぶ街並みの数々など見てきました。しかし実際には例えば、ドゥブロブニクには2千発に及ぶ砲弾が撃ち込まれ、街はめちゃくちゃになったそうです。復興にはこれら海沿いの観光地に先ずお金が注ぎ込んで修復を行い、観光客を呼び、落ちたお金を内陸部の復興に使うと云った戦略がとられたそうです。
昨日、ボスニア・ヘルツェゴビナ国の内陸部モスタルに寄りましたが、叩き潰され、再建された立派な教会を見たり、修復された建物を見ることが出来ましたが、一方で弾痕が残ったままの痛々しい姿をとどめたまま使われている建物、これだけは内戦を忘れないために残した、ほとんど骨だけの建物なども見る事が出来ました。
さて、昨夜はクロアチア内陸部ブリトビィツェ湖群国立公園の近くに泊り、この美しい水郷地帯をほんの少し見て、今晩はザグレブ泊、そして明朝5時発で帰途につきます。
ちょっときつい日程で肉体的な疲れはありますが、心は自由にいろんことが考えられて、解き放たれた感じです。帰国したら日を追ってではなく項目ごとに整理して書いてみようかななんて思っています。
今ホテルのロビーで書いてます。ネットにはこのあたりからしかつながらないのです。結婚式の披露パーティーをやっているようです。「美しき青きドナウ」が流れています。
「旅は命を洗い、景色は目を洗う・・・」なんて言葉をどこかで目にしたような・と
はなむけの言葉をくれた友に多謝。
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2 件のコメント :
ネットで美しい公園、風景などを
見ていましたが・・・
なんとも悲惨な壁の写真を拝見して。。。
’真っ赤な真実’があるんですね!
ツアーのコンダクターが触れられたくない人もいるでしょうから、向うから話してくれる場合は別にして、紛争に関する質問は避けることにしましょう。なんて言ってました。
基本的にカルスト台地の上にある国土と云った感じで、白い山に緑や、屋根の赤、アドリア海の海が映えると云った感じでした。
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