理科担当の先生は2日間他のクラスを担当する時を除いてずーっと、また各クラスの担任の先生が夫々のクラスに、初日の一部には校長先生、教頭先生もおいでになり、2日目は教頭先生がずっと参加してくださいました。下の写真右に立っておられるのがこの組の担任の先生、右端背中を向けてるのが、仲間のTOさん。
どの授業でも、最後に仲間のNKさんが作ってくれたスライドショウ、アニメーションを使ってモーターが回るわけを説明しましたが、ちゃんと分かってくれたようで、あとでいただいた感想文に反映されていました。二つの磁石の極を反転させてからモーターを廻すと、前とは逆の方向に回るわけも、この説明で分かったと書いている子もいました。嬉しいですねー。
理科離れと云うけれど、本当は理科離しではないでしょうか?先生方は子供たちにだけ向いていられないほど忙しい。教材作りを試みる時間がナカナカ持てない。売っている教材は高すぎてなかなか手が出ない。
多分市販されている、モーター作りのキットがあったとしても、ベルの例から予想して、1000円或いは1000円を超えるかも知れません。今回一人分200円強で収まりました。
しかし、材料準備には今後に多くの改善すべき点が出てきました。特に回転子の強度についてです。
又、整流子はプラスティックのパイプに巻いたマスキングテープの上に真鍮板を貼り付けたのですが、経済性を考えちゃって、アロンアルファでなく、金属接着用の非速乾性の接着剤(スティック様)を用いたのです。やっぱりアロンアルファでやるか、ほかの方法を考えるべきだったなーと思います。
((後記;半田付けを如何にサッとやれるかと云う事にも関わります。熱で接着剤が劣化してしまうのですね。取り付けた真鍮板の局面の滑らかさ、特に端っこのところの滑らかさが回転速度に大きく影響します。))
エナメル線の適切な長さ、適切な太さに関しても研究が必要です。今回は細すぎたのか切れる例がありました。
電池ボックスもひと工夫を要します。
今回は短い時間内に、多くの児童を対象にしました。彼らに達成感を持たせ、そして好奇心を揺さぶることが出来たように思います。
時間をかけて、キットからは、ほど遠い状態から作っていくような、まさに寺小屋のような状態にしたいものですが、この状態まで行くにはまだまだ時間がかかりそうです。粘り強くやっていきたいと思います。
最後に仲間でもあり、この学校で先生をされているNMさんから、”予定外の2日間にわたって、熱心に対応して頂き、本当に有り難うございました。関係した職員は口々に、「こんな体験をさせてもらえるこの子たちは、幸せだ!」と申しておりました。準備の段階から関わって頂いた多くの皆様にもこの場を借りてお礼を申し上げます。”とメッセージをいただきました。冥利に尽きます。沢山の仲間の方々と喜びを共有したいと思います。
学校の先生方は忙しすぎます。シニアを活用して協力して、教育を盛り上げましょう。
最後に、校長先生の御挨拶をいただいて、われら4人元気に帰宅をいたしました。考えてみたら、一緒に指導に当たった「子供たちと理科で遊ぼう」のメンバー3人は、私より2,3歳上の方ばかり、皆、私より元気で意気軒昂としています。利用価値大ありですよ~。