忙しさにかまけtatter'sさんのブログ「食糧危機に備えよう」にコメントしそこない、時遅いので、気がついたことをここにちょっと触れてみたいと思います。
生協で’芋がら’(ずいき、里芋の茎を干したもの)を売っていたのを見つけて、物好きね~と云われながら買ったことがありました。連れ合いは油揚げと一緒に煮てくれました。これ江戸時代の下級武士の主菜として時代小説などに登場しますが、普通は油揚げは入っていなかったのじゃないでしょうか。(映画’武士の一分’で盲目となった主人公が女中として帰ってきた女房を、味付けでそれとわかる場面もこれではなかったでしょうか)今の食料品と比べると信じられないような違いです。栄養が悪く、病気もしやすかったでしょうし、寿命も短かったわけですね。
こんな真似は必要ないわけですが、材料の贅沢にも気を使うようになりました。また、売る側のスーパーなども、効率を考えるのでしょうが、パックして売ります。我々はスーパーで、二人には多すぎるけどぜひ食べたいパックした商品があると、店の人に頼んで、中身を減らしてもらうように交渉します。案外気持ちよくやってくれます。これは使いまわしたって賞味期限さえクリヤーしていれば問題ないでしょうから、心配せずに交渉していいと思っています。
その使いまわしですが、レストランで料理を出す側の使いまわしは論外として、使いまわしを促してしまうほど、残す人が多いということを意味してないでしょうか。残すほどの注文をスルナ!と云いたいです。
腹8分目と教えられ、お百姓さんの大変な農作業を思えば、残すなんてもってのほかと教えられた者にとって、困ったことだと思います。マスコミも使い回しだけを取り上げ、残す人たちが多いことを取り上げないなんて、片手落ちだと思いますヨ。
10 件のコメント :
芋がら家で乾燥(干して)させてよく食べていますよ、美味しいですよね、体にも良いと聞いていますが、昔、お侍さんたちが、芋がらで衣類を作り着ていたと聞きます、食料がなくなったときそれを食べたと聞きますが。
終戦後の食べ物が無く、貧しい時代を忘れてしまった人達が飽食の時代を築いたのかも知れませんね。
おがちゃん
凄い時代ですねー。藩主が下級藩士からも借り上げと称して、ピンはねしてたんですから。
菊池さん
札束にものを言わせて、豊でもない国からも買い上げてきてしまう。そうはいかなくなるでしょうね。そして食料需給率が低いわが国はどうなるでしょう。
ズイキは、干してある物が乾物屋で売って居ます。
私も、水に戻して油揚げと一緒に煮ますが、あのシコシコ、ギシギシした歯応えが良いですねぇ?
美味しいズイキを食べて居た下級武士は、逆に幸せだったのかもね? (笑)
らっこさん
確かに何を幸せと感じるか、考え方と状況によるでしょうね。
ただ、今の生き方が良いと主張する人があったとしても、生き方を変えていかないとと云う危機感はあります。温故知新もありですね。
夕べのテレビ番組でもまさに、賞味期限で捨てられる食料のことを取り上げていました。
賞味期限の前に販売期限の壁にぶっつかって、捨てられているんですね。知恵を出し合えば何とでも流通させる手段はありそう。そして、信頼のおける状態で「使い回し」を容認する社会風潮も必要になりますね。
達夫さん
そのテレビ番組見損ないました。販売期限(消費期限)のこと妻に確かめました。販売期限の設定を義務づけているとしたら、もう少し考えてほしいものです。鮮度が問題になるものなら、段階を追ってレベルを表示して、値段も下げるとか:色で例えると、白か黒かだけでなくて、食べられるうすい灰色も有るでしょうね~。
販売期限とは卸業者が自主的にに決めている期限です。消費期限が近づくと販売店が仕入れてくれなくなるので製造から消費期限までの3分の2を過ぎたら出荷せずに廃棄するなどです。消費期限が1年とか長いものがこうやってたくさん捨てられるようです。
こりゃ大変。もう少し流通のことを知らないといけませんね。
売る方ももう少し段階を儲けたらどうなんでしょうね。
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