2014年3月30日日曜日

四国北東部をちょっと見てきました。(3)  <大塚国際美術館>

高松は高校の修学旅行以来のこと。車窓から屋島を左に見て、一路徳島県鳴門市へ。徳島県の北東部は鳴門海峡に面してるんですね。
旅の白眉は鳴門市にある、大塚国際美術館でした。期待を遥かに上まわりました。ここは陶板に転写した原寸大の世界の名画を集めた陶板名画美術館。古代、中世、ルネッサンス、バロック、近代、現代に関する6名の選考委員によって選定された1000余点の世界中の名画が集められているそうで、それだけでもすごいことですが、陶板に焼いてあるので劣化せずに長い間保てるとのこと。触っても良い、写真を撮っても良い。(ただし名画をブログ等に載せるのは勘弁ねと案内の人が言ってました。) 兎に角すごいのはローマの法王庁のシスティーナ礼拝堂をサイズもそのまま再現していることで、システィーナ礼拝堂では人々が一杯で落ち着いて見るなんて望めないのにここでは室内に入って、じっくりと、正面の最後の審判も天井の天地創造も静かに見ることが出来るのです。B2の廊下からも真正面から見えるのです。システィーナ・ホール最後の審判とエル・グレコの部屋のそれぞれの一部を小さな写真ですがどんなものか感じられるよう、参考までに示しましょう。(絵をクリックするとちょっと大きく成ります)
原寸大であるだけでなくすごいのは、モネの睡蓮の連作が陽光の中で見られるのです。パリのオランジェリー美術館の楕円形の部屋に対応して、野外に楕円形の壁を作り、そこに陶板画が貼ってあり、中に入って絵を見るのです。オランジェリー美術館ではライトを少し落とした部屋の中で見たのですが、陽光の中で見ると全く違った印象がありました。惜しむらくは壁の向こうにビル群が見えたことかな。 帰る時間が来て全部を見ることが出来ませんでした。高松にはイサム・ノグチ庭園美術館もある。ここは予約が必要らしいが、イサム・ノグチ庭園美術館とセットにして大塚美術館をもう一度訪れたいと思いました。

配られた 館内のご案内の抜粋をpdfにしたので、まだ行っておられない方で見たい方参考にしてください。
ほんの3日間のことでした、良い休養になりました。

4 件のコメント :

Yoshi さんのコメント...

大塚美術館、ぜひ行ってみたいです!
すばらしいですね!

権兵衛 さんのコメント...

本当におすすめです。
今回十分な時間がなかったのですが、さっと見るのはもったいない感じです。

木の実 さんのコメント...

四国には、何年か前に倉敷~入って金比羅さまに出かけました。
今度行く時は、大塚美術館、イサム・ノグチ庭園美術館、直島の地中美術館も回ってみたいです。

権兵衛 さんのコメント...

大塚美術館はゆっくりと見られると良いと思います。
そうだ、美術館近くに、と言っても車で移動、カリフォルニアテーブルというレストランがあって、山腹のテラスから海を眺めながらの食事も良いかもです。