松江城は現在重要文化財に指定されているが、地元では国宝への昇格を狙って頑張っているとのこと。天守閣は地味ですが、すきっとした状態で建っていました。最上階からの眺めも素晴らしいものでした。ただ雲が多くて伯耆大山を見ることができませんでした。
搦め手から城外に出て、北側にある、中級武家が住んだ屋敷があるあたりに出ました。そこに小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が住んだ家、及び小泉八雲記念館がありました。記念館で心打たれたのは、夫人の小泉セツがハーンとのコミュニケーションのために猛烈な努力をしていたこと。独自に作った単語帳(英単語をカタカナで書き、日本語の意味をひらがなで書いた対照表)の展示があったりした。彼にあてたセツの手紙も展示してあったが、まるで英文のような語順でカタカナ単語が並びます。
セツとハーンの交流に触れた一文がネットに出ていたので、それを紹介した方がよいと思います。<--訪ねてみてください。胸打たれます。
お堀端のお休み処で一休みして、中級武家の屋敷、塩見家が住した、武家屋敷が公開されていました。玄関わきには応接の間、武者隠しもあり、その奥に、当主、夫人、子供の部屋が、さらに納戸、仏間、厠、風呂場といった具合。簡単なもので、100石取りクラスがこの程度だから、下級武士は大変なことだったのでしょう。 塩見氏はその才覚が認められ家老格まで上り詰めたらしく、その名が道路にまで塩見縄手として残っていました。
最後に松江歴史館に立ち寄って駅に出て、出雲へ移動しました。歴史館は城の大手門近く、旧家老屋敷跡地に建てられていました。
撮ってきた写真の一部を動画仕立てでまとめました。
7 件のコメント :
私も8年前に倉敷~松江~出雲をレンタカーで走ったことがあり、足立美術館や松江城、八雲記念館、八雲旧居などを訪れました。
城下町は町に中心があって良いものですが、特に松江はさして大きくもなく、こんな街で暮らしたいな~と思った記憶があります。(松江の冬は厳しいでしょうが・・・)
そうですね、鳥取から萩まで、掻い摘んでしか見てないですが、松江はいいなーと思いました。
冬は厳しそうですね。大陸からの風。
いいですね♪
心温かくなるセツさんのお話し。
蝶々夫人は何か納得できない物語でしたが。。。
以前の旅でここを逃したのは残念!
八雲旧居 懐かしいです。
松江は落ち着いた いい街ですね。
宍道湖の夕日が美しかった記憶があります。
ご紹介いただいたセツさんの「手作り英単語帳」見てきました。
ユオ、アーラ、デー
セテーシタ、レトル、
・・・・・・・
ジョン万次郎の
「掘った芋いじるな」
(What time is it now?)より
セツさんの単語帳のほうが
いじらしさのようなものを感じてしまいます。。。
QQさん、Yoshiさん
ハーンの人生も複雑ですが、小泉セツという人のことも、もう少し読んでみたいような気になりました。
いじらしさ、切なさも感じますね。
「掘った芋いじるな」ネ
QQさんフランス人に サンキュウの意を表す時、
「牝牛僕」
を試してみて。
「雄牛僕」じゃぁダメですねぇ?
思い切って言ってみます♪
ハハハ確かに牝牛と僕のとりあわせヘンジャ!
メルシ ボクーでルを下手に発音するより
牝牛僕 だよって誰かがどこかに書いていた。
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