フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展@Bunkamuraザ・ミュージアム、そしてレンブラント光の探究、闇の誘惑@国立西洋美術館をはしごした。
フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展は渋谷の東急百貨店本店のそばにある文化村で今月22日まで。絵画は油彩のみ、ルーベンスやレンブラントの作品も含んで、17世紀オランダの作品約90点の展示。お互いの影響の様子が見えてなかなかおもしろかった。フェルメールの作品は”地理学者”と題する絵のみ。17世紀のオランダは海の覇権を獲得した大航海時代。地理の研究も盛んだったのだろう。同時に、当時作られた地球儀、天球儀、ヨーロッパやアジアの地図の展示もあった。
レンブラント光の探究、闇の誘惑は上野の国立西洋美術館で6月12日まで。ほとんどレンブラントの作品。”版画と絵画 天才が極めた明暗表現”という副題がついている。展示された約120点のうち油彩は10数点ぐらいで、ほとんどが幾つかの手法で描いた銅版画。いろんな黒をつかって、明暗を表現するが、ただただ驚く。他の人がなかなか真似することが出来なかったとのこと。また西洋紙のみならず、中国紙、和紙を使って研究した。小さい作品からB4ぐらいの大きさの作品まで。
普段なかなか見ることが出来ない作品集。堪能した。版画に特化しているが、おすすめの展覧会。
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