2010年12月30日木曜日

ソプラノ鮫島有美子さん

テバルディーの七回忌が気になって、ネットに出ている歌唱を追っかけて、おかげでフレミングのファンにもなってしまいましたが、もう二人触れたいソプラノ歌手がおられます。それは鮫島有美子さんとジェシー・ノーマン。ノーマンは桁はずれの感があり、またいつか別の機会にしようと思います。

鮫島さんはドイツに住んで活躍されてますが、日本の曲を随分発表されてもいます。透明感のある高音部もさることながら、中音部の美しさも特筆すべきと思います。歌唱の質も高く、大ファンの一人です。後で引用する”時には母のない子のように ”なんか、メゾソプラノというより、アルト歌手が歌っているのかと聴きまごうほどです。
ポピュラーな4曲をネットからいただきました。これでソプラノシリーズは一応終わりにします。
キャッツから”メモリー”=>もしよかったらクリック下さい。
”秋桜”クリック可です
”時には母のない子のように”クリック可ですまるでアルト歌手が歌っているみたいです。
”恋人よ”クリック可です

音楽、特に歌が好きです。師走は歌に特化してしまいました。来年も折々に気の向くままに、右往左往の話題を綴っていきたいと思います。

来年こそ、世の人々にとって何か良いことのある年となりますよう。

2010年12月27日月曜日

明治学院チャペルで音楽のつどい

若いころに一緒に合唱をやった仲間のうち3人が現在、静岡に住んでいて、盛んに合唱活動をしており、26日に東京の白金台にある明治学院のチャペルで行われる合唱とパイプオルガンの演奏会に賛助出演をするという連絡をもらい、チケットも送ってくれた。家内と聴きに行った次第。グレゴリオ聖歌に始まり、パイプオルガンの演奏が真ん中にあって、信長貴富編曲のクリスマス・キャロル集で締めくくった。クリスマス・キャロル集の中の「みつかいうたいて」を収録してみた。
メロディーはグリーンスリーブスと言った方がポピュラーでしょう。

実は明治学院は中学時代と高校1年の夏の終わりまで在籍した学校。思うことがあって、都立の高校に転校したが、多感なころを過ごしたキャンパス。今は中学校も高等学校も東村山に移転したようで、校舎のあたりはすっかり様変わりしていたが、チャペルの位置たたずまいはそのままだった。53年ぶりのチャペルの中、何とも言えない感慨が湧いてきた。20歳代の頃の仲間に会い、その音楽を聴くことが目的だったが、もっと前を振り返るノスタルジックツアーでもあった。

クリックすると少し大きくなります。

2010年12月21日火曜日

ムクドリかな?

お隣の庭の柿の木に、今年も鳥たちがやってきます。鳥たちが来ています。嘴が橙と黄色の中間ぐらい、頬は白い、ハトより小さくスズメより大きい。多分ムクドリではないかと思うのですが、沢山群れて実を啄んでいました。
もっとひきつけて撮れるといいのですが、我が機ではこれが限界。近くで撮るのもテーマになりますね。

2010年12月18日土曜日

テバルディー七回忌

6年前の12月19日、レナ―タ・テバルディー(Renata Tebaldi)は82歳の生涯を閉じた。今日は七回忌。私にとっては最高のソプラノ歌手。
Tebaldiを初めて見聴きしたのは、私が20歳の時、上野の東京文化会館でマリオ・デル・モナコ(Mario Del Monaco)と歌劇アンドレア・シェニエを歌い演じたときのこと。素晴らしい歌唱と気品あふれる姿に振り動かされた。両者亡き今でも、私にとってはこの二人は神格的な存在。

今日はTebaldiの歌をネットからもらって、聴き、偲ぶことにしよう。

グノ―のアベマリア=>クリック可

ベルディ―作、運命の力 アリア:平和、平和を、神よ(Pace, pace, mio Dio!))
=>クリック可


ジョルダーノのアンドレア・シェニエ、 モナコとの二重唱=>クリック可

2010年12月16日木曜日

名残の紅葉:横山公園

橋本勉強会に久しぶりに出席。アリオで亡年お茶をして帰途、上溝駅から横山公園を回って帰宅したが、横山公園の小山(築山?)周辺には鮮やかなもみじの紅葉が見られた。
もう夕暮れ近く、あまりよい天気とはいえなかったが、名残の紅葉の鮮やかさにしばし見とれながら小山を一回りした。
ジョギングの人たちの数はさすがに減っているが、犬を連れたもうすっかり冬支度の人たちが多数行き交う。メタセコイヤ並木はどの木も、もうすっかり裸になってしまっているが、山茶花はところどころ咲いている。いよいよ冬ですね。
"焚火だ焚火だ落ち葉だき~”

2010年12月14日火曜日

モーターで発電

水力発電、風力発電、火力発電そして原子力発電も、発電機を回転させて発電させている点ではみんな同じ。回転運動を発生させる仕組みが違うだけ。
自転車の発電もおなじですねー。
そこで、ここではモーターを回転させてこれを水力発電の水車、風力発電の風車の回転、火力発電や原子力発電のガスタービンに見立てて、その回転軸と、発電機に見立てたもう一つのモーターの軸どうしをビニールパイプで繋いでみました。発電機に見立てたモータにもう一方のモーターの回転を伝えて、機械的に回して、発電させました。電子オルゴールが鳴るだけでなく、LED、豆電球が点灯します。

教材にするには、もうひとひねりほしい。例えば風力発電の風車を作成し、回転増幅の歯車システムを作るとか。手がかかりすぎかな―。

2010年12月9日木曜日

今年最後の出前授業

12月7日と8日に今年最後の協働事業―出前授業を向陽小学校で行いました。「Y字振り子でリサージュ曲線を描こう」ということが主テーマです。でも授業時間の1/3弱を単振子の復習に充て、知っている事、知りたい事を8つのグル―プ毎にまとめて発表させます。基本的な事実は実験をやって知っていましたが、振り子の振幅の減衰に言及してなぜ振幅が小さくなっていくの?とか、なぜ周期が振り子の長さに依存するの?なぜ周期はおもりの質量には(彼らは重さと表現しています)よらないの?と小学生の教科書には出てないことが質問として出てきました。振幅の減衰については、床の上を滑ろうとしてもうまくいかなくても氷の上ではどう?と逆質問して摩擦を意識させて、空気抵抗に触れました。走ったり、自動車の窓からちょっと手を出すと感じる、風を切る感じに触れて見ましたが、振幅の減衰の理由は分かったようでした。即座に真空だったら?無重力だったら?と質問が出てきました。
周期と振り子の長さとの関係が何故とか、おもりの質量に依らない理由は運動方程式にまで行かないと分からないので、高校で学ぶまでの宿題としましたが、もしかすると、難しくってもいいから、振り子の運動方程式まで落としたものを示して、方程式が振り子の長さには依るが、質量には依らないことを示し、これを解くのは高校に行ってからとした方が、余韻が残って良かったかなと考えています。
Y字振り子は用紙にスプレーのりをまいた上に漏斗状の器具から砂(ペットショップで売っている)をまいて描かせるのですが、最初に砂は撒かずにY字振り子だけを動かしてその動きを観察させ、下に描くであろう模様を予測させ、各グループの代表にそれを黒板に描かせました。そして、Y字振り子の振り子部分の長さ2か所を測定して、いざ砂を入れて実際の実験を行い、予想の検証します。どんなとこが予想と違ってるか、当ってるかなど、図形を大型テレビに映して議論しました。そのあと子供たちがそれぞれ一枚づつ実験をやって、まとめをしましたが、単振子の知識を生かして、砂の濃いところ、薄いところが出来るわけを述べる子がいたり、Y字の形を変えると図形が変わったことへの驚きを述べる子がいたり、なぜY字にすると、面白い図形が描けるのか?といった質問が出たり、好奇心はとても旺盛です。
常日頃思っているように、理科離れなんて人ごとのように言うのは間違いで、子どもたちは潜在的にはとても好奇心にあふれています。子どもたちの好奇心は引き出しかた次第でどんどん広がる豊かさを持っています。これは理科に限らないでしょう。でも一人の先生が全ての科目を担当すると言うのはどんなものでしょう。先生にだって得意不得意はあるはずです。自然資源の乏しい我が国は人をもって資源とするよりほかにないのです。もっともっと適切な有為の人たちを沢山教員として雇うべきです。
娘の子どもが通う小学校には企業で働いていたが、教育への意欲を捨てられず、学校現場にきた人が何人かおられるが、話していて歯ごたえを感じる方が多いとのことです。是非そんな方々も発掘してほしいものです。

追伸;我々のY字振り子:クリアファイルを切って漏斗を作り、先端近くに錘になる金属を付け(我々の場合は大きなナット)、上の方には凧糸を付け、あとはペットショップでさらさらこまかい砂を買ってくれば直ぐに実験出来ます。色画用紙とスプレーのりがあるといいですね。写真はお仲間のTさんからもらいました。

2010年12月3日金曜日

藤野南小学校

来年の2月22日に私たちは藤野南小学校で6年生を対象に電池を作成する理科実験支援の授業をします。その下打ち合わせに仲間のKさんと出かけてきました。中央線藤野駅から南へやまなみ温泉行きのバスで約15分くらい。やまなみ温泉の直ぐそばにその小学校はあります。2月にはこの交通手段で行くつもりですが、今日は私たちは車で城山から三ヶ木を通り、相模湖自然公園の山間部をドライブを楽しみながら出かけてきました。3校を統合した学校とのことですが、それでもとてもこじんまりした学校で、6年生は12名1クラスだけ。学校へ着いた時は3,4年生らしき子どもたちが廊下のお掃除をしていました。ついつい幼いころを思い出しました。すれ違う子どもたちは皆、明るい顔であいさつしていきます。山間部の素朴な子供たちにほんのちょっと触れた感じで、来年の授業への期待感がより強くなりました。
職員室で一休みさせていただいて、理科室へ。立派な実験台が6台並んでいました。3校が合同した効果か、学校の規模の割には実験器具の備えは多く、これも使わせていただこう、あれも・・・・といった具合でした。
約1時間、打ち合わせたのち、Kさんの軽快なドライビングで、サイドに座る私は山間部の景色を満喫して帰ってきました。