2015年1月11日日曜日

さよならローマ


忙しさにかまけて、最終のローマが年を越してしまった。 アマルフィ―を出発して、ナポリをかすめ、ナポリ公国の宮殿を見た後は一路ローマへ。途中アッピア街道とクロス、傘松の並木がズーット続いていた。
夕方ローマに着いて、夕食にとったポルチーニのソテー、ちょっと柔らか過ぎるという感じもあったが、香りよし、たのしめた。
翌日朝、ホテルから歩いて10分ぐらいの所にあるフォロ・ロマーノを外から眺める散歩。中には前回入ったので今回はパス。前回来た時に見ることが出来なかった所が閉まってると云った間の悪さで、仕方なく、町をぶらぶら、最後にビットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂に上って市内を見渡して帰ってきた。そこからのフォロ・ロマーノ等、古代ローマの中心地帯が見下ろせて、前回ちょっとばかりの(馬鹿野郎事件)懐かしい事件があったパラッティーノの丘がよく見えて、あそこだよなんて言いながらながめたことだった。
ビットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂は統一記念堂ともいって、これはサルディニア国王だったビットーリオ・エマヌエーレ2世がイタリアを1870年(日本は明治3年)に統一したことに由来する。
王の名前、Vittorio Emanuele Re d'Italia, の頭文字を拾うと "VERDI"となり、イタリア・ロマン派の音楽家ジュゼッペ・ヴェルディの名前と合致したことから、統一戦争の頃には両者を讃えた「"viva! verdi!"」がイタリア中で流行ったと言われている。
年齢を考えると、そしてもし何か機会があれば別のタイプのところへ行きたいので、ローマは多分見納めだろう。美味しい食べ物と共にアリデベルチではなくって、アッディーオ ローマ。

2 件のコメント :

かん さんのコメント...

かん です

最初の松並木は、レスピーギの「ローマの松」
に関係あるのかしら?

権兵衛 さんのコメント...

第4部 アッピア街道の松。この街道羅馬からズーット続いているので、この場所かどうかは知れませんが、イタリアでは松というとこんな、所謂傘松です。
あんな情景を描いているのだろうと思いますよ。