2016年1月21日木曜日

議員定数、選挙区割り

自民党が議員定数と選挙区割りの新案を作ることで、党にとって不利とかなんとか言ってブツブツ言っているという。
なにか、勘違いしていないだろうかと思う。選挙は国民のために実施するのであって、議員になる人の為にするのではない。だから、国民にとって出来るだけ平等と感じるようにすることが大切な事で、そうなるように、適切な議員数と選挙区割りを決めるのではないのか。どの党にとって有利かどうかなんて全くどうでもよい話で、各党は、他党よりも自分たちを選べば、国民にとって有利だと云う事を認めてもらうべく努力をすればいいだけの事である。与えられた条件の下で努力すればいいだけのことである。 そういう努力をする気のない人たちに議員になってもらう必要は全くない。

こういう事を言うと必ず、職業を奪うとか、制限するとか、理由にならないことを言って反論する人がいる。政治家になる事それは職業を選ぶことで自由だが、議員になる事は職業の選択とは全く違う。職業として政治家になる事は、いろんな個人経営の職業につくことと同じことである。議員として選ばれるかどうかは、個人商店が沢山のお客に来店してもらえるかどうかと同じことで、議員として選ばれたい人は政治家として優れている事を示すと云う経営努力をすれば良いだけの事である。

面倒なことは議員定数、選挙区割りも立法府を構成する議員が決める手順になっていることで、議員がお手盛りで、あっちこっちと選挙区をいじることが行われているが、全くバカげたことだ。自動的に選挙区を決定するルールを制定したらいいのではないかと思う。恣意性が全くない選挙区決定が出来そうな気がするが。国会議員は衆院にせよ参院にせよ、地域の利益代表ではない。いろんな考え方の人が分布する地域から選ばれて、国全体のことを考える、或は、国際問題などを考える人達なのだ。例えば北緯線と東経線によって、全く無機的にバンバンと人口比によって区割りを決めたらいいのだと思う。選挙管理は知恵を出せば何とかなるはずである。国会議員の性格上、その選挙にとって地盤がどうのとか、文化的繋がりがどうというようなことは無関係のことだ。国会議員としての能力を売り込み、我々はそれを判断するだけである。

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