2015年10月14日水曜日

変だよ・・・(1)


ある懇親会での事。
2年前に小学校の先生を退職され、現在も現役の先生達を補う役で、まだ小学校へ行っておられる、ある先生と並んでビールを傾けながら話した。来年からはもう学校へは行かないとさびしげである。よくよく聞いたら「もう、本当に、やる気を失った。」と言われる。彼は本当に子ども達の事をよく考えた良い先生と思ってるだけに、驚愕した。

理由たるやこうである:ある学校で、勉強をちゃんとやらない子がいて、どうしてなんだろうと思っていると、同級生達は「塾では熱心に勉強しているよ。」と言うのだそうだ。「そうなら、学校でもちゃんとすればいいのにネ」と言ったら、子ども達は何と言ったと思います?と彼は私に問うた。「だって、学校にはお金を払ってないけど、塾にはお金払ってるんだもん。」だそうである。唖然を超えた。親の顔が見たい!も超えた。その親達を一列に並べて、全員にビンタを食らわしたい気分!

今の小学生達の親たちは世代的には娘とほぼ同じか、少し若い人たち。娘は何と言うか聞かねばなるまい。

2 件のコメント :

Unknown さんのコメント...

税金の使い道を全く考えていないのですね。
給食費の問題もあきれた話ですけどね。

権兵衛 さんのコメント...

ぽてこさん今日は。お元気ですか?

なんて言うか、世の中がいろんな場面で近視眼的に
なっていて、大丈夫かいなと、思うことが多いです。

理科の会では学校へ行って、学校では体験しにくい
工作・実験の体験を子ども達に提供しています。
ところが資金支援してくれる機関は受益者負担を
取ることを要求します。給食費さえ集めにくい
学校に頼めるでしょうか?

私たちはこの実体験をした子たちの何人かが、いつか、
2,30年先に、何か創造的なことをしてくれないか、
我々が提供した実体験がその揺りかごになってくれ
ないかと期待して、頑張っています。
つまり、効果は今スグ見えるものではなく、受益者は
未来社会だと考えています。
ですから、現社会が未来に向かってする投資だと思って
この活動を支援してくれないかと思うのですが、
理解は得にくいです。と言うか制度が壁となっています。
社会の小粒化になんともさびしい思いをしています。