2015年4月4日土曜日

JFK展@国立公文書館in北の丸公園;追記


ケネディーは、米国内のある勢力によって葬られた。権力争いの果てともいえるのだろう。
フルシチョフもまた権力争いの果てに、中枢から追いやられ、年金生活に入った。その後、回想録を残して死去するが、回想録の中身に関しても時の権力と戦いがあり、彼は、歴代の要人が埋葬されている赤の広場脇には埋葬されず、モスクワにあるノヴォデヴィチ修道院の墓地に埋葬された。
2人は、核戦争を避けるべく、自国内に抱える問題とも戦いながら、密度の濃い時間、全人的なぶつかりあいをなした。世界を救う道を見出したとも取れる。 苦悩がないはずはなかった、それでも相手を信じるに足る人物と認めあった、安らぎの写真もあった。
ケネディーの名演説はよく知られている。ここではフルシチョフの回想録の中の言を引こうと思う。
「今や世界は二つの陣営(西側諸国、東側諸国)に分断され、互いが相手を絶滅させるための手段の開発にエネルギーを消費している。しかし、戦争は避けることができる。核の時代においては、平和共存こそが唯一の合理的選択なのだ」

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