2012年11月20日火曜日

METライブビューイング2012~2013

メトロポリタンオペラの映画によるライブビューイングに味をしめて、今シーズンも足を運ぶことにした。幕開けは、今をときめくソプラノAnna Netrebkoが出演する「愛の妙薬」だったが、残念ながら忙しい日が続いてパスした。19日から、今シーズン第2作「オテロ」。朝7時40分に家を出て新宿ピカデリーへ。(左写真:クリックするとちょっと大きくなります)

来場者、シニアが多かったが、7分どおりくらいの入りだったろうか。
予想外に素晴らしかった。初めて聞くオテロ役のヨハン・ポータ。当たり役との触れ込みだったがまさにオテロを演じるに足る素晴らしい声だった。体格がすごい、立ち姿は衣装をうまく使って見えなかったが、床に倒れこむシーンでは、ビヤダルそのもの。歌の先生は「さ―、体がドラム缶か、ビヤダルになった気持ちで歌って」っておっしゃるけど、彼はその気持ちになる必要はない。若き日に見たマリオ・デル・モナコのオテロの姿が未だに焼きついて離れないせいか、ポータが横になった時はチト幻滅だったけど。
ルネ・フレミングのデスデ-モナは響きを効かせてこれもよかった。最終幕の”柳の歌”、引き続き歌う”アベ・マリア”。いろんなソプラノが歌うのを聞いたが、やはりトップクラスだろう。
悪漢イヤーゴ役のバリトン、ファルク・シュトックマンも初めて聞いた。歌も演技も達者だった。
見ごたえ聴きごたえのある3時間半だった(休息一回)。
上映スケジュールこちらへ。

2 件のコメント :

匿名 さんのコメント...

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