本日は、東光寺にお墓参り。我々と久しぶりに弟夫妻と4人だった。後継ぎがいない私には、両親と早世した弟と娘が眠る墓にどのように決着をつけるか、話をしかけたが、その内どう死を迎えるかの話になり、「ただただ衰えて周りに大きな負担をかけたくない、さりとて、自分の生にどう見切りをつけるか、いよいよと思ったときに決着をつけるエネルギーが残ってるかどうか。」と話したら、死というのはそこに至るまでの自然な形でのプロセスまで含めて死であり、自殺は死ではないと弟は言い放った。言いようのない感動を覚えた。読みかけの表記の著書を思い出したからだ。今日中に読了しようと決心して帰宅した。
ランディ・パウシュの最後の授業のビデオは2008年にYou Tubeに載って多くの人々に感動を与えた。
当ブログでも(クリック可)取り上げた。
ネットの仲間で作った図書貸し借りシステムを利し、お仲間から(「最後の授業ーぼくの命があるうちに」;ランディ・パウシュ+ジェフリー・ザスロー著、矢波野薫訳)お借りした。
”夢を見させてくれた両親に感謝をこめて、 そして、僕の子どもたちが見る夢に期待をこめて”
から始まる著書の内容は、ビデオに見る最後の講義の続きと位置付けられているが、勿論共通する部分もある。語られることは、子どものころに持った夢をどのように実現したかという内容を背景に、47年の人生をどのように生きたかを語り、若い後輩たちを力づけるだけでなく、残される幼い自分の子たちのためにも語っている。
教訓にちりばめられているが、語り口は全くそういうものを感じさせない。コンピュータ・テクノロジーの世界の人ではあるが、目指す分野のいかんを問わず、若い人に読んでもらいたい書物の一つと思った。
ビデオで語られる声、内容からも思ったことであるが、死が3-6ヵ月後に迫ってる人の言とは思えないほど、明るく、前向きで、力強い。
彼は見事に自分の限られた生を全うしただけでなく、彼は自らの”死”を活き活きと生き抜いたのだと思う。
私は、幸いにも生きながらえているが、そうである限り、これからも未来への繋がりを夢見、力の限り生き続けようと思うほど励まされた。
2 件のコメント :
「最後の授業」のユーチューブ見せて頂きました。どの場面も明るくユーモアに富んだ素晴らしい授業ですね。私も、急ぎませんが、予約がなければ権兵衛さんの後に読んでみたいと思います。よろしくお願いします。
例のMさんの図書貸し借りシステムを覗くと、この書物に関しては予約は無いようですので、予約を入れておいてくださいませんか?
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