米原万里さんのファンである連れ合い殿に紹介されてほんの少しだが、その作品をいくつか読んだ。抱腹絶倒のようなものもあった。だがそれだけなら忘れてしまいそうなものだが、米原さんの作品には何か人、世の中への鋭い洞察から来るのではないかと思われる、ドキットするようなことがちりばめられてあるような気がする。
米原さんが他界して3年になると云う。56歳での逝去。おしい。
なくなる直前に書いてられたものをまとめた分厚な「発明マニア」なる本があることを知った。なんだか滅茶な絵が描いてあるなと思って説明の所を読んで、”・・・。「愚かなくせに他人を踏みつけにして、恥じない連中をどうしたら正直に引きもどせるか」と必死に叫ぶ彼女の悲痛な声が届くはず・・・”とあった。これはなんとか読まねばなるまい。
A誌にその展覧会が鎌倉芸術館(大船)で行われていると知り、連れ合いさんを誘って行ってきた。
相模原―町田―藤沢―大船(鎌倉芸術館)-鎌倉(ぶらぶら歩き)和田塚―藤沢―町田―相模原という小旅行。
久しぶりに長く外に出て、見て歩く。疲れたが、心地よいものだった。
最近ずっと自分の興味だけに集中していて、連れ合いさんの私に対する採点は大分下がっていた筈だが、ちょっと取り戻したらしい。
14 件のコメント :
連休で何処も混雑するのですが、芸術館はどうでした、お二人でゆっくり芸術館観て歩くのもいいですね、鎌倉の新緑もよかったでしょう奥様も喜ばれた事でしょう。
おがちゃん
金曜日なのに案外混んでいました。緑がとてもきれいでしたよ。
電車と徒歩で1万歩は歩いてるはずですが、デモ真剣にがっちり歩いたのは3千歩くらいでしょう。
偶然にも昨日(2日)江ノ電に乗りましたよぉ~(笑)。かみさんが江ノ電に乗りたいと云うのでお伴しました。久しぶりに通勤電車の雰囲気を味わいました。
中さん
1日は平日なのに鎌倉は人人・・でした。江ノ電は単線といっても相模線とは全く雰囲気が違って、懐かしい雰囲気がありますね。でもパスモで乗れるんですね。あれで、車内を車掌さんが切符切に来てくれたらなー。贅沢か
米原さんの本は、逝去後に文庫本化されたものを含めて、文庫本は殆ど読んでいます。
でも「発明マニア」は、買ったものの途中で挫折。あの、ブ厚い 重い 本は、電車で読むために持ってゆくには苦痛だし、寝床では、腹ばいにならないと読めないので、まもなく腰が痛くなるし。
これ以外にも文庫化されていないブ厚い本が何冊もあるのは知っていますが、それ以来 敬遠しています。
nemossan
どの本に載ってたか記憶がないのです。が、いつも思いだすのは、ロストロポービッチのフントウ記。あの謹厳なお顔を思い出すとなおさら。
米原さんは我々より一世代若い人なのですね~。残念です。
> ロストロポービッチのフントウ記
シャワートイレに感激して、「日本人は天才だぁ」と騒いだ話でしたけ?
他にも 彼女には スカトロ系が結構ある からなぁ。 (^_^)
ロシア語通訳の米原真万理さん旅立たれてもう3年になられるのですねえ。
アラブの大金持ちさん、日本で理想の車を見つけました。その車種「霊柩車」そのあまりの名文に、電車の中で抱腹絶倒、悶絶し電車を乗り過ごしたことがあります。
ハイ、それ以来大ファンの一人になりました
「発明マニア」ですね。探します。これは読まねば!です。ありがとうございます。
私も見てきました。明日も「おやすみ」なので、ブログ書こうかな。ゴンベさんほどマメじゃないので、面倒で…
トントンさんへ。
「発明マニア」厚さが5cmくらいありまっせ。重い重い。
権兵衛さんの軒先をお借りして・・・
nemossan さんへ
>「発明マニア」厚さが5cmくらいありまっせ。重い重い。
↑ この重い重いは、内容が重い?
だったら、読むのヤーメタ(笑)
重い内容は、チト苦手なもので・・・
単なる本の重量で重い?
そこが知りた~いですく
トントンさん
nemossanもですが、電車の中で読むんですか。何食わぬ顔して読むのもつらいのじゃないかと・・・・。
中身が重くても、それを読んでいるときに重ーく感じさせない(読後は知らず)のが、彼の方の素晴らしさ。
えへへ、「重い」論議ですが…
重いのは物理的な質量です。中身はとってもオモロイ。それだけに、机に向かって鹿爪らしい顔して読む気にもなれないし、電車で読むには重いので、お留守番させたいし、寝床で手に持って読むのも大変。
とっても素敵なイラストが多数あるので、文庫本化すると、小さすぎて不便だろうし。
このままのサイズで 上中下の3巻位に分けてくれるとありがたいんだけど、そうすると「中・下は売れないだろう」と編集者に判断されたのかしらね。
どんな姿勢で読むか、考えてませんが、なおさら手に入れたいですね。
nemossan さん権兵衛さん
文庫本にするとステキなイラストが生きなく中下巻に分けると売れないだろうし・・
はてさてどんな姿勢で・・・と
これほどに読者の熱き視線を注がれてるとは
なをいっそう手に入れねば!
ハイ、電車の中で読むのはやめましょう!
が、電車中こそ最高の読書時間の者に取りましては、このお約束は出来ませぬ。
せいぜい
乗過ごさぬよう気をつけますが、これも
約束できぬようで・・・
なにしろ相手は米原万理氏の作品ですゆえ。
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