私はキリスト者でもないし、三浦綾子さんの作品を読んでいない。しかし記念館の中で”読み”、”聞き”したことには深い感動を覚えた。
パネルから書き写してきたもの(誤記がないといいのだが)を記しておこう。
「わたしはしみじみと旭川がいかに北国であるかを改めて思い知らされた。北海道の冬はきびしくそして長いのだ。どんなに、わたしに意味深いことか。」(創作ノートより)
「わたしはたちまち生徒との生活に夢中になった。大声で叱ったり、怒鳴ったり、時にはほほを殴ったり、立たせたりしながらも生徒がかわいくてならなかった。」(石ころのうたより)
「わたしはあの敗戦の混乱の中で、その使命感を失い虚無におちいり、教壇を退いた。いわば脱落者であり、失格者である。/・・・/ しかしよきにつけ悪しきにつけ、教え子たちに及ぼしている影響を見ると、やはり、教育に関心をいだかずにはいられない。」(あさっての風より)
最後に、いとしい時間、という三浦さんの短歌の歌集を購入して、記念館を辞した。山田洋次氏の評「ここにおさめられた短歌は、一人の誠実な女性の美しい愛のアリアである。」に惹かれたか、はたまた表紙を飾る三浦綾子さんのウェディングドレス姿の清冽さにうたれたか、判然としないが。
7 件のコメント :
写真もいいのですが動画だと臨場感が増しますねぇ~。ありがとうございます。白樺や北のキンケイバイも写っていていかにも北海道って感じです。
私が旅行に行くときは何時もツアーを利用していますので、行きたい所には自由にいけませんが、権兵衛さんは楽しんで色々と回っていますね~、楽しんでくださいね。
中さん
台風で沢山木が倒れた後に、植え直している部分もあって、見本林の管理も大変のようです。
菊池さん
今夕帰ってきました。健保の任意継続の最中ですので、活用しながら安い宿を見つけて(くれて)3泊旅行でした。
かなり広いですね、さすが北海道、白樺も
チョッコット映っていましたし、三浦綾子さんは北海道の人なんだ。
おがちゃん
三浦綾子さんはずーっと旭川の人ですね。
相模原の木漏れ日の森をどうか大切にしてくださいと願わずにはいられませんでした。
1千万の賞金を勝ち獲った「氷点」今でも大金ですが、その当時の大金は凄いものであり
また、本の物語りもセンセーショナル!
映画化もされ、三浦綾子氏は一気にベストセラー作家に駆け上られた「氷点」です。
でも何よりも彼女は敬謙なクリスチャンで
お体も病弱、それを支えた御主人様
晩年は、ご主人様の口述筆記で支えられた
夫婦愛も素晴らしいものでした。
そんな記念館を、とっても丁寧に紹介して
下さり、一度行って見たいな~と思って
拝見しました。
トントンさん
お二人が結婚するまでの若き日の三浦綾子さんの物語もまた魅力に満ちたお話でした。著作を読んでみようかなーと思いました。
冬はとても寒いところですが、冬に訪れても良いのかなーと思いましたよ。
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