セザンヌ展の最終日だとて、絵画大好きの人にくっついて行って来た。めったにないことだが、高校の同期生と大学での先輩にばったり出会ったのは驚き。
それはさておき、セザンヌ パリとプロバンスと名打った展覧会。大作こそ来てなかったが、初期、風景、身体、肖像、静物、晩年と分けて整理して展示してあった。初期の作品には、絵具を盛り上げてナイフで削って描いた作品があるのを知って驚いた。サント・ビクトワール山を描いた絵がいくつかあったが、晩年に描いたという一枚はまるで水彩画のように見えて印象的だった。以上は既に終わってしまった展覧会であったが、2階の別の部屋で大エルミタージュ美術館展 世紀の顔・西欧絵画の400年と題した展覧会が7月16日まで開催されている。何度も足を運ぶのはどうもというので、ちょっときつかったが入場した。大美術館の集めた絵画の内、89点が、16世紀(ルネッサンス:人間の世紀)、17世紀(バロック:黄金の世紀)、18世紀(ロココと新古典派:革命の世紀)、19世紀(ロマン派からポスト印象派まで:進化する世紀)、20世紀(マティスとその周辺:アバンギャルドの世紀)と分けて展示されている。
比較的地味なものが多かったように思うが、巨匠たちの作品もかなり並び、楽しめた。レンブラントの「老婦人の肖像」、ベルネの「死の天使」に強く惹かれるものがあった。ピカソの「マンドリンを弾く女」は初期の作品らしいが、頭部はデフォルメされているが、座っている椅子や背景の書棚や本は一見してそれと分かるように普通に、描かれていて、大変面白かった。
終わったあと近くのデンマーク料理の店で、遅い昼食。スモー・ブローで軽くと思っていたら、私がイメージしてるタイプのは無く、残念。
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