2020年8月3日月曜日

泣けた

以前の太々しいまでの自信に満ちた彼にはそれほどの共感を覚えなかったが、昨夜は泣かされた。
照ノ富士が千秋楽に勝って優勝を決めた後、国技館の天井を見上げていた。苦難の日々が去来していたのであろう。 師匠の伊勢ケ浜(=旭富士)から優勝旗を受け取った時の、深々と本当に深々とお辞儀をする姿に、二人の間に交されたであろう無言の言葉が想像されて、また泣けた。
伊勢ケ浜部屋にはかって照国という横綱がいた。照ノ富士は照国からもらった名前であろう。体は回復したと言っても、十分ではないであろう。無茶は言わないが、嘗ては目指した横綱に向かって、行けるとこまで肉薄することを祈念する次第。

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